中野富士見町の駅のすぐ近くにある「純手打ち だるま」さん。ここは、昼時の営業のみなので、なかなか行けないかもしれませんが、近くで昼ごはんをすることになった時には、是非とも寄っていただきたいお店だと思います。
「純手打ち」というところから、もちろん手打ちの麺が特徴なのですが、麺だけでなくて本当にスープも美味しい。あらゆる麺でクオリティの高いものを提供してくれるラーメン店です。
開店前から待ちわびていたラーメン愛好家たちが、すでに15名以上も並んでいる光景に遭遇しました。その人気ぶりからも期待が高まり、私もその列に加わり、ラーメンの香りに包まれる店内へと足を踏み入れました。
まずは券売機で食券を購入。醤油ラーメンを選択。食券を渡す前に麺の量を尋ねられますので、私は迷わず「大」を選びます。その一言が、待ちに待ったラーメンへの扉を開ける合図となりました。
店内は、カウンターに7名が落ち着いて座り、さらに店内に10名ほどの待ち席が設けられています。そして、そんな待ち席さえも足りないほどの人気で、外まで人々が並んでいました。
ラーメンの調理は一つ一つが繊細な手さばきで、それを目の当たりにするだけでも価値があるように思えてきます。まず、茹でる前に麺を切り、馴染ませてから大鍋の中に投入。そして店主の手際よい手さばきで、ラーメンの調理と盛り付けが速やかに進行していきます。
待つこと約10分くらいでしょうか、待望のラーメンが私の目の前に提供されました。スープを一口すすると、甘口の醤油スープの奥に感じるギュッとしたコクが口いっぱいに広がりました。そして、ここで見逃せないのが自家製の麺。平打ちに仕上げられたその麺は、茹で上がりがちょっと柔らかめで、その柔らかさが自家製麺の特徴となっていました。
スープは出汁とタレのバランスが絶妙で、無化調でここまで深みを出せるとは感心しました。豚バラとカモの肉の薄切りチャーシューは、柔らかさと肉の旨味が絶妙に調和し、ラーメンのスープと相まって口の中でとろけるような味わいを演出していました。また、ほうれん草とネギのトッピングは、このラーメンにさらなる風味と色彩を加えていました。
一方、チャーシューごはんは、小さな茶碗に盛られたご飯と薄味のタレに染み込んだぶつ切りのチャーシューが絶妙に調和していました。見た目に反して、チャーシューの方が多く盛られており、肉の旨味がタレに絡んで非常に美味しさを感じました。
麺が柔らかいと感じる人もいるかもしれませんが、その柔らかさがこのラーメンの特徴であり、その独自の味わいを作り出しています。一度、その味を体験すれば、きっと再訪を誓うでしょう。交通の便が少し不便かもしれませんが、その美味しさを求めて足を運ぶ価値は十分にあります。
美味しく頂きました。ご馳走様でした。ありがとうございます。
純手打ち だるま 情報
店名 | 純手打ち だるま |
住所 | 東京都杉並区和田1-18-3 |
営業時間 | 11:30~15:00 |
定休日 | 不定休 |
支払い方法 | カード不可 電子マネー不可 |
リンク | >食べログ |